深淵から見えた

白衣の堕天使。精神科→外科。

私は


櫻子といいます。


今流行りのはてなブログをやってみました。


精神科のナースをしています。


更新は疎らになると思いますが、

頑張りたいと思います。




今日は最初の記事という事で、

どうして新人の正看が精神科で働く事になったのか、お話したいと思います。



看護を志した時、私は大好きな祖父をホスピスで看取った経験から緩和ケアのナースになりたいと思ってました。


思春期になり、両親が不仲な家庭環境のせいか精神的に不安定になりました。


中学2年生の時に初めて自傷行為に及びました。


高校生の時に自分が他人からダメだと言われていた原因が発達障害であると明らかになって、「自分はやっぱり人より劣っているんだ」とさらに不安定さに拍車がかかりました。


しかし、専門学校に上がった頃に今までの不安定さが嘘のように2週間位だったでしょうか、元気になりました。


多弁で多動、快活で眠るのが勿体無いくらいにあれやこれと手を付け、更には高校生の頃バイトで貯めた10余万円を1日で散財…軽躁状態ですね。


その後、当然うつ状態になりました。


食べる事ができずに、学校にも行って1日中伏せているだけ。家に帰っても横になってトイレ以外動かず。


横になっていると言っても眠ることはできませんでした。


そんな私を父は怠け者、穀潰しと罵り、母は

見て見ぬふり。


毎日自傷行為に及び、心から〝消えてしまいたい〟と願いました。


そんな日々が続き、見兼ねた専門学校の先生が両親を学校に呼び出し、精神科の受診を勧めました。


そして、発達障害の診断を受けた障害者福祉の施設から精神科に変わり、投薬治療とカウンセリングが始まりました。


そこで、発達障害に加え、2つもの病名が加えられました。


入院も勧められましたが、私が拒否し、保護者である父親も「どうしてこんな怠けてるだけの奴に入院費なんか払わなくちゃならないんだ」と拒否したため、通院する事に。


以前よりはマシになりましたが、まだまだ苦しい日々が続く中、実習に行く事になりました。(後で聞いた話、この実習で私が学校を続けるか辞めるか決めるというものだったらしい。)


一般科の実習だったのですが、受け持ったのは身体疾患の治療の後遺症+精神疾患の患者さん。


看護は精神的なケアが中心でした。


最初は精神疾患の患者さんと関わるのが初めてで、上手くいきませんでした。


しかし、〝自分が精神的に苦しい今、看護師に何をして欲しいか〟と考えると、患者さんを笑顔にすることができました。


そこで、

〝そうか、精神疾患の人の気持は精神疾患の人にしか分からないんだ。なら、私は患者さんの気持ちが分かる看護師になろう。精神疾患だからできる看護をしよう。精神科の看護師になろう。〟

と思ったんです。


そして、精神科のナースになりました。


今は老人の多い精神病院で働いていますが、

いずれは思春期の精神病院に行きたいと思っています。