深淵から見えた

白衣の堕天使。精神科→外科。

深淵の向こうから


何もしなかったら蒸し暑いけど
クーラーをつけたら寒い
そんな季節になりました。

「馬鹿は風邪をひかない」
よくそんなことを言いますが
馬鹿な私は体調管理ができずに風邪をひいて
三連休をもらいました。

この連休で、ふと考えてみたんです。

入院している精神病の患者さんにとって、精神病を持ちながらも働いているスタッフはどう見えるだろう。

「あの人が働けているのなら、
自分にもできるかな」
そうポジティブに考える人もいれば

「あの人は
自分と同じような病気を持っていても
働いているのに、
自分はなんてダメなんだ。」
と、焦りを覚える人もいるんじゃないかと
思います。

自分も精神病だから
患者さんの気持ちを考えて
看護ができるんじゃないか

そんな思いも、
単なるエゴだった様に思えます。

中途半端な自分に怒りを覚えます。

私は健常者にはなれなければ
障害者にもなれない。

私はどう生きればいいのでしょう。